◆ 赤松 洋一 氏の紹介


私と赤松氏の出会いは今を遡る数年前、私が通う大阪のマジッククラブ”RRMC”の席でした。
かねてより、氏の経歴は存じておりましたが、実際お会いして数々の作品を見せていただくにつけ、想像以上の現象、精度に驚かされることばかり。
是非弊社で商品化させて頂きたいとお願いしたのがきっかけです。

氏の経歴は素晴らしく、1971年には第4回”石田天海賞”を受賞されておられます。
この賞は数多くのオリジナリティに富む作品に対して授賞されるもので、他の受賞者も著名なオリジネーターの方々ばかりです。
あの”フレッド・カップス”をして、もう一度見せて欲しいと言わしめたということも、その経歴からもうなづけます。

氏の作品は、私には到底思い及ばない貫通マジックに特化しており、その創造力は多岐に渡り、まさに想像の域を超えております。
これは、経験から来るインスピレーションと、マジックの世界を超えた、市中様々な材料に目を向ける旺盛な好奇心から来るものと思われます。
今でもその旺盛な好奇心からか、若手マジジャンのつたない話しにも身を乗り出して真剣に耳を傾けられます。

また赤松氏は、大阪奇術愛好会とIBM大阪リングで合同発行されている”スベンガリ”という雑誌の編集もされておられます。
スベンガリを通じて氏の新しい作品に出会えるのも楽しみの一つです。

益田克也